Jiu動物行動クリニック
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ようこそ Jiu動物行動クリニック です

ごあいさつ

*NEW*   カウンセリングのスタイルについて 

*NEW*   仔犬/仔猫教室の発展形 グループカウンセリング+グループカンファレンス(症例検討会)のすすめ


を追加しました。(2020年3月6日)




2019年4月8日に開業しました。


2019年11月12日、帯広市大空町にクリニックを開設しました。


十勝ではじめての犬と猫の行動治療を専門におこなう動物病院です。

愛犬や愛猫の思いがけない行動、不思議な行動、

困った行動のわけが分からず、辛い思いをしていませんか。

しつけがうまくいかなかったと、ご自分を責めていませんか。

犬や猫にもひとと同じように感情があり、その行動には理由があります。

獣医動物行動学にもとづく行動診療は、動物が本来持っている特性を理解し、無理のない方法で行動を変容させていく治療法です。


Jiu動物行動クリニックでは、一般診療、ワクチン接種などは行なっておりませんのでご注意ください。




行動カウンセリングとは

  • インターホンや来客、家族に吠える。
    • トイレではない場所で排泄してしまう。
    • 雷や花火の音などを怖がる。
    • 留守番させると暴れたりトイレを失敗したりする。
    • ひとを咬んでしまう。
    • 過剰に興奮しやすい。
    • 自分のしっぽや足を過剰に舐めたりかじったりする。
    • よくわからないこだわりや癖がある。

  • 家の中でのいたずらが激しい。
  • トイレではない場所で排泄してしまう。
  • 自分の毛を過剰に舐めたり噛んだりしてしまう。
  • 一緒に住んでいるネコ同士で仲良くしてくれない。
  • ひとを咬んでしまう。
  • なでていたら急に怒りだす。
  • ひとの顔を見てやたらとミャオミャオ鳴くようになった。

一緒に暮らしているわんちゃん、ねこちゃんに、こんな行動はありませんか。

困った行動、やめてほしい行動を、ひととの暮らしの中で受け入れられる行動に置き換える理論があります。

獣医動物行動学の観点からカウンセリングを行ない、どうしてその行動が起きているか行動学的に診断し、適切な行動療法を提示します。


症状によっては、サプリメントやお薬を使うこともあります。

かかりつけの動物病院と連携をとりながら安全にお薬を続けられるよう配慮します。

時には、動物の身体の不調から生じる問題行動もあります。豊富な小動物診療の経験をもとに注意深く診察し、最適な動物病院をご紹介します。


犬と猫の問題行動カウンセリング


予約制

初診:1時間半〜2時間、7,700円(税込)

再診:1時間、4,950円(税込)

お薬代は別途かかります。


初診料には、行動分析ノートと、LINE@等による初期フォローアップの料金を含みます。

詳しい内容については、「わんちゃん/ねこちゃんの問題行動にお悩みの方へ」のページをご覧ください。



🐾🐾🐾

カウンセリングのスタイルについて

                                              🐾🐾🐾


基本は、クリニックで直接お会いして、質問票とその内容をもとに作成した分析シートを一緒に見ていきながらお話しするスタイルをおすすめしています。

お薬の処方や説明、行動カウンセリングノートのお渡しなどもスムーズです。


ですが、通院が難しい方もいらっしゃると思います。


そのような場合でもお気軽にご相談いただき、通院以外の方法でも行動治療を実践していただけるように準備を整えています。

インフルエンザや新型肺炎の流行が気になるときにもご利用いただけます。

ご検討の上、いちばん合った方法をお選びいただければと思います。


  1. 往診でのカウンセリング
  2. インターネット通話ソフト Skypeスカイプ によるテレビ電話カウンセリング
  3. 電話とメール・お手紙によるカウンセリング


の3つをご用意しています。


注意事項をご確認ください。

⒈  往診でのカウンセリング

・帯広市内、または大空町から20km以内にお住いの方に限ります。

・往信料として550〜1,100円を申し受けます。ご了承ください。


⒉  Skypeによるテレビ電話カウンセリング

・Skypeをお使いいただける環境の方でしたら、どなたでもご利用いただけます。

・料金は通常のカウンセリングと同じです。お手続きは銀行振込になります。手数料がかかることがございますが、ご了承下さい。

・行動分析シートと行動カウンセリングノートは後日郵送いたします。


⒊  電話とメール、お手紙を利用したカウンセリング

・通院もSkypeのご利用も難しい環境の方にお選びいただけます。

・料金は通常のカウンセリング初診料  7,700円を申し受けます。お手続きは銀行振込になります。手数料がかかることがございますが、ご了承下さい。

・お電話かメール、またはお手紙にてお問い合わせください。

・お電話をお受けした時に診察等でお時間が取れない場合には、時間を決めてお掛け直しいただく場合がございます。

・複数の手段を組み合わせていただくことをおすすめいたします。メールのみ、電話のみ、またはお手紙のみでのご相談もお受けいたしますが、行動診療では、詳細な行動履歴の聴取が重要であることを充分にご理解ください。


いずれをお選びいただいた場合でも、質問票のご記入および送付、またはメールやお手紙のやり取りによる文章での行動履歴をはじめとする情報提供が必須とお考えください。

充分な情報が得られたと判断した時点で、行動分析シートを作成します。

ご希望の形で行動分析シートを手元にお届けいたします。

やり方やその理由などを詳しく書いていますので、それにしたがって行動療法を実践していただけます。


道内、また全国各地に、当クリニックと同等あるいはそれ以上の行動診療を行う獣医師がいます。

お住いの地域からより近い場所にそういった動物病院がある場合には、ご紹介することもできます。

多くの方に質の良い行動診療をお受けいただけるよう配慮いたします。遠慮なくご相談ください。


わんちゃんの問題行動にお悩みの方へ

わんちゃんの問題行動カウンセリング


  • インターホンや来客、家族に吠える。
  • トイレではない場所で排泄してしまう。
  • 雷や花火の音などを怖がる。
  • 留守番させると暴れたりトイレを失敗したりする。
  • ひとを咬んでしまう。
  • 過剰に興奮しやすい。
  • 自分のしっぽや足を過剰に舐めたりかじったりする。
  • よくわからないこだわりや癖がある。


こんなお悩みはありませんか。

まわりに相談しても、「しつけが悪かったんじゃない」「もう遅いよ」と言われたり、「犬ってそういうものだから」と諦めていませんか。


そもそも、犬ってなんだろう。どんな動物?

そして一緒に暮らしているこの子はどんな個性の持ち主なんだっけ?

犬は犬であって、ひととは違う。それはその通りです。

では、どこがどう違っていて、本当にひととの共通項はないのかと問われると正しく知っているでしょうか。


この子、こちらの会話が分かっているみたい。

こういうところ、孫にそっくり!


犬を見ていて、そんな風に感じたことはないでしょうか。

この仕事をしていると、ピンポイントな事象に関してめちゃめちゃ賢いやん!というわんちゃんにしょっ中出会います。

小学校に行って算数や国語を学び、言語を扱うことで感情の抑制と思考の能力を発達させた人間との違いは、脳の一番外側の部分だけ。

中身は同じなのです。中身=情動や記憶、神経内分泌系…ちょっと専門的で難しくなりますが、要するに恐怖や喜びを感じるところが同じということです。


行動学は科学ですから、現実を見て、現実を知り、客観的に分析することが基本です。

そうやって心静かに犬を眺めると、わりと軽〜く、「この子って本当に私たちと同じ人間みたいなところ、あるよね。やっぱり特別やね!」って言えちゃいます。いいんです、そう言っていただいて。

愛情過多?飼い主バカ?

いいえ、違います。飼い主さんにしかわからない現実を冷静に見た結果、その結論に至るわけなんです。

そしてそこから構築していくのが、問題行動治療です。



行動カウンセリングによる治療は、問題行動の内容にもよりますが

多くは3ヶ月ほどで解決します。通院回数は通常3〜4回です。

カウンセリングの間隔は2週間です。

初診から3回目以降は1ヶ月に1度程度になることもあります。


問題行動の原因になんらかの疾患が関わっている場合には、

これよりも時間がかかることがあります。  



*skypeを利用した問題行動カウンセリング


遠方の方や、通院が難しい方にお選びいただけます。

お問い合わせをいただいたら、こちらからメールにて質問票を送付します。

ご記入いただいたものをご返送いただき、

ご希望のスタイルをお選びいただいて予約日を決定します。

前日までにご入金を確認させていただいた上で、カウンセリングとなります。


通常のカウンセリングと同様に、初回は1時間30分〜2時間ほどかかります。

2回目以降は原則 1時間です。


料金の設定も通常のカウンセリングと変わりませんが、入金の方法によっては手数料がかかることがあります。


* 電話相談とメールを利用した問題行動カウンセリング


〈お電話でのご相談、メールでのご相談について〉

お電話だけのご相談、メールのみでのご相談は、正確な判断が難しくなることもあり、これまでお受けしておりませんでした。

ですが、skypeの利用が困難であったり様々な事情からどうしても直接お顔をあわせての面談が難しい場合には

電話相談  + メールによる行動履歴のききとり/行動分析シートの送付と行動療法の提案

をお選びいただけるようにしました。

詳しい仕組みは以下のとおりです。


① メール、またはお電話にてお問い合わせ下さい。

② その際に、「電話とメールでのカウンセリングを希望する」ということを明記していただくか、直接お電話にてお伝えください。お電話の場合はそのままご相談内容をお聴きします。

状況により、改めてお掛け直しいただくようお願いすることがございます。どうぞご了承ください。

③ 最初のお問い合わせをメールでいただいた場合は、返信メールの内容をご確認ください。お電話をいただく日時についてご相談させていただきます。

④ お電話、メールどちらでお問い合わせをいただいた場合でも、質問票をメールにて送付いたします。PDF文書に書き込むことが難しい場合には、郵送でも対応します。書き込んで返送していただくか、メールで箇条書きにしていただくなど柔軟に対応いたします。

お電話だけでの行動履歴の聴き取りは不十分となりがちで、正しい行動分析ができません。


一度は直接お話しさせていただいたうえで、以降のやりとりをメールでご希望される場合はご相談ください。〉




行動カウンセリングを受けてみようと思ったら、このページの終わりにある「質問票」を印刷して、記入してみてください。
(お問い合わせをいただいたら、こちらから郵送またはメールで送付いたします。)

用紙はA5サイズを想定して作っています。A4等大きめの用紙ですと、字が大きめに印刷されます。
(ねこちゃんの質問票は「ねこちゃんの問題行動にお悩みの方へ」にあります。)

わからないところや、答えにくい質問は空白のままで結構です。
飼い主さんの1日のスケジュールと家の間取り図まで書き終えたら、それがあなたとあなたのわんちゃんの、「行動カウンセリングノート」の始まりになります。

封筒に入れて切手を貼って、下記の宛先まで送ってください。
またはご記入を終えたPDF書類をそのままメールに添付してご返送ください。
受け取りましたら、こちらからご連絡いたします。


予約の日取りを決めて、カウンセリングとなります。


《質問票送付先》

〒080−0838

北海道帯広市大空町10−15−5

Jiu動物行動クリニック 室井尚子宛

ねこちゃんの問題行動にお悩みの方へ

ねこちゃんの問題行動カウンセリング

  • 家の中でのいたずらが激しい。
  • トイレではない場所で排泄してしまう。
  • 自分の毛を過剰に舐めたり噛んだりしてしまう。
  • 一緒に住んでいるネコ同士で仲良くしてくれない。
  • ひとを咬んでしまう。
  • なでていたら急に怒りだす。
  • ひとの顔を見てやたらとミャオミャオ鳴くようになった。


こんなお悩みはありませんか。

猫好きの人は、猫をよくご存知です。

犬みたいにべたべた寄ってこない。つれない態度がたまらない。いつも好きな時にごろごろして、羨ましい。そんな猫を見ている時間が最高!


猫の自由が私の自由。そんな風に猫を見る毎日に飽きることはありません。

でもいつの間にかその自由を優先するあまり、はたと気付くと飼い主さんが我慢していることが随分多いな、という状況になっていたりします。

我慢するのも愛情のうち。それはもちろん、その通り。

ですが、猫ちゃんの問題行動の中には、飼い主さんが良かれと思って配置したトイレが使いづらかったり、仲良しだと思っていた同居の猫との関係が実はよくなかったり。

生活空間での選択肢が少なく、限られた自由に飽き飽きしていたり…

そんな理由が隠されていることも多いのです。


猫は野性味を多く残したまま家畜化された動物です。

恐竜の時代に遡れば、犬と同じ祖先から分かれた猫ですが、感情のコントロールの仕方や学習の入り方、習性は現代の犬と大きく異なります。

犬と同じようなしつけや行動修正法は猫には合わないことが多いです。


Jiu動物行動クリニックでは、猫には猫の、行動カウンセリングをします。

仔猫教室は、「猫の目線で、都市計画(街づくり)」というテーマで、猫をとりまく環境を考えることで猫についてより深く知っていただき、どうすれば猫と飼い主さんの生活が快適になるかを考える内容になっています。

もううちの子、とっくに仔猫じゃないわ…という方にもご参加いただけます。


教室の参考図書は「猫のための家づくり」(建築知識特別編集、エクスナリッジ)です。建築と行動学の知識を合わせることはとても大切だと思っています。そして、この本には猫の身体のお話、家の中で気をつけたいこと、猫が食べてはいけないものなどの話も見やすくまとめられています。

教科書認定したいぐらいです。

良かったらこの本をお持ちになって、仔猫教室に遊びに来てください。



行動カウンセリングによる治療は、問題行動の内容にもよりますが

多くは3ヶ月ほどで解決します。通院回数は通常3〜4回です。

カウンセリングの間隔は2週間です。

初診から3回目以降は1ヶ月に1度程度になることもあります。


問題行動の原因になんらかの疾患が関わっている場合には、

これよりも時間がかかることがあります。  



*skypeによるカウンセリング


遠方の方や、通院が難しい方にお選びいただけます。

お問い合わせをいただいたら、こちらからメールにて質問票を送付します。

ご記入いただいたものをご返送いただき、

ご希望のスタイルをお選びいただいて予約日を決定します。

前日までにご入金を確認させていただいた上で、カウンセリングとなります。


通常のカウンセリングと同様に、初回は1時間30分〜2時間ほどかかります。

2回目以降は原則 1時間です。


料金の設定も通常のカウンセリングと変わりませんが、入金の方法によっては手数料がかかることがあります。

〈メールのみでのご相談は、正確な判断が難しくなることもありお受けしておりません。一度は直接お話しさせていただいたうえで、以降のやりとりをメールでご希望される場合はご相談ください。〉


カウンセリングの流れは同じですが、ねこちゃんのための質問票は、わんちゃんのための質問票と少し内容が異なります。


こちらから印刷して記入してください。

または、お問い合わせをいただきましたらこちらから郵送するか、メールに添付して送付させていただきます。

ご記入後、下記の住所宛にご返送ください。もしくは、記入後のPDF書類をメールにてご返送ください。


用紙はA5サイズを想定して作っています。A4等大きめの用紙ですと、字が大きめに印刷されます。


送付先

〒080-0838

北海道帯広市大空町10-15-5

Jiu動物行動クリニック    室井尚子   宛



「診断書」の一例です。問題行動の原因や、動物の気持ちをわかりやすく描いています。
「診断書」の一例です。問題行動の原因や、動物の気持ちをわかりやすく描いています。

カウンセリングノートのこと

問題行動のカウンセリングでは、初診時に「行動カウンセリングノート」をお渡ししています。

ご記入いただいた質問票をノートサイズに縮小コピーしてお返しします。

また、お話しした内容や次回の診察までにやることのリストなどを書いたページ、お薬の処方記録、明細書も一緒に綴じておくことができます。

2回目のカウンセリングは、通常2〜3週間後となります。

その時には、手描きの「診断書」をお渡しします。それも、ノートにぱちぱちと綴じ込んで、手元に保管できます。


 お薬を使うときは、お薬手帳にもなります。

かかりつけの動物病院を受診する際も、気軽に持って行けて安心です。

治療経過を共有するためにも、ぜひ積極的にご活用いただきたいと思います。


仔犬教室と仔猫教室  ▶︎▶︎▶︎ グループカウンセリング+グループカンファレンスについて

飼い始めたばかりでしつけの仕方などでお悩みの方に、やさしく学んでいただける仔犬教室と仔猫教室を開催しています。

詳しい内容については「暮らしの中に行動学を−仔犬教室と仔猫教室−」のページをごらんください。


予約制

一回:2,700円(税込)

火・水・木・土曜日の午前9時半〜11時、午後13時半〜15時のいずれかでご都合の良い日程をご指定ください。


グループでのお申し込みも歓迎します。

(1グループ2〜4名様、駐車場は2台分です)

グループでお申込みの場合、お一人様2,000円(税込)



🐾🐾🐾

  大人になってからの勉強って、なんて楽しいんだろう。

  もっと学びたい、仲間と一緒にとことん。お空にいったあの子のことも…

  グループカウンセリング+グループカンファレンス(症例検討会)のすすめ

                                                                                                           🐾🐾🐾

 令和2年2月某日。

同じ犬種を愛する仲間同士の集まりに呼んでいただいて、仔犬教室の資料をもとにした勉強会を開催しました。

それぞれにちょっとしたお悩みも抱えてのご参加です。どうせなら、とことん行動分析のやり方を学びたい!というみなさんの熱意により、仔犬教室が進化を遂げました。


もともと、行動診療は特殊な獣医療だと思っています。

どこが特殊かというと、直接の癒し手は、獣医師ではなく飼い主さんだということです。

行動診療を行う獣医師は、飼い主さんが自ら行動分析できるように手助けをしている、とも言えます。

実際、カウンセリングを通して自分のわんちゃん、ねこちゃんに向き合い、その行動に変化を起こさせることができた飼い主さんを見た時に、もう立派な行動学者ではないですか、と言いたくなることがあります。

わんちゃん、ねこちゃんにも個性があります。環境はさまざま、家庭だって色々です。通り一遍のやり方で全てがうまくいくなんてことはありません。

そこにどう気づくか。

どうアプローチするべきか。

その考え方は飼い主さんの数だけ存在します。


その過程を共有する仲間がいたら。たどった道筋を伝えあえたら。

それぞれの勉強法はきっと興味深い資料になるはずです。ともに犬、猫という特別な動物と出会い、吸い寄せられてしまったひと同士、究極はひとという動物のなぞにまでその追求を深める仲間として繋がっていけたら、犬人生、猫人生がより豊かなものになるのではないでしょうか。


何がきっかけだったっけ?

ああ、問題行動だ!いやあの時は大変だった…


同じ思いで笑えるひとたちが、案外近くにいるかもしれません。



グループカウンセリング+グループカンファレンス(症例検討会)のすすめ方

  • グループごとにお申し込みください。
  • 場所は、クリニック、カフェ、多目的施設など様々な条件でご相談に応じます。
  • グループの人数は、6〜8名(家庭数)ぐらいまでが適切だと思います。
  • 第1回目「グループカウンセリング」は、各々カウンセリング用の質問票に記入して持ち寄ります。
  • 仔犬・仔猫教室の資料を使って座学を行います。
  • それぞれのペットの行動に関する悩みを発表し合います。
  • 第1回目の感想をアンケートに記入します。
  • 質問票を持ち帰らせていただきます。
  • 約1ヶ月後のカンファレンスの日まで、一旦解散します。


  • 第1回目開催後、順次、質問票を受け取った飼い主さんに行動分析シートを送付します。
  • メール等によるやりとりでじっくりと行動療法を実践しながら行動学に関する知識を深めていきます。


  • 第2回目「グループカンファレンス(症例検討会)」は、各々行動分析シートを持参します。
  • 獣医師がそれぞれの分析と診断理由、行動療法の内容などについて説明します。
  • 飼い主さんがご自身の体験を「症例」として報告します。
  • 質問時間を設け、検討をすすめます。

(複数回に分けることもあります)


  • グループカウンセリング+グループカンファレンスに参加して経験したこと、感じたこと、お空にいった子を思い出して思うことなどを手記にしていただきます。
  • グループごとにまとめ、文集としてお手元にお届けします。




今のところ、こんな風にすすめようと考えています。

現在、記念すべき第1号グループのカンファレンスは新型肺炎の影響で延期を余儀なくされておりますが、その参加者のご意見をお聞きしながらより良いものに練り上げていこうというところです。

お一人様の料金は、場所等にもよりますが1回5,000円前後とお考えください。

ご興味のある方がおられましたら、お問い合わせをいただければと思います。



暮らしの中に行動学を

仔犬教室


これからわんちゃんを飼おうと考えている方、

飼い始めたばかりでしつけの仕方などにお悩みの方に。


仔犬教室のテーマは、『しつけ 子育て 犬育て』。


犬のしつけに関する情報は、いまや本だけでなく、ネットにもあふれています。

Jiu動物行動クリニックでは、たくさんある情報のなかから自分に合った方法を上手に選ぶ能力を身につけることを目的とした「飼い方教室」をおこなっています。


しつけができているってどういうこと?

どういうことをしつけなきゃいけないの?

どういうふうにやればうまくいくの?

実際の症例をご紹介しながら、わかりやすくお伝えします。


トレーニング法を体得する、というより、科学的思考を身につけていただくというイメージで。

でも、やることはとても簡単。全部その日に試せます。

もしかしたら、思い通りにならない夫や我が子や甥っ子たちにも…?


知識はずっと、飼い主さんのもの。

忙しい日常をちょっと豊かにしてくれる、行動学の扉を開いてみませんか。



ペット同伴可能です。

グループでのお申し込みも歓迎します。


1回(1時間半)

個別:¥2,700(税込)

グループ(2〜4名):お一人様¥2,000(税込)



診察時間について

ご予約の状況によって、予定を調整させていただきます。

仔犬教室と仔猫教室は火・水・木・土曜日としていますが、日曜日や夜の時間帯を希望される方はご相談ください。

そのほかご要望にはなるべく添えるようにしたいと思っておりますので、遠慮なくご相談ください。

しょうこ先生の自己紹介


こんにちは。

Jiu動物行動クリニックの院長をしております、室井尚子 むろい しょうこと申します。


神戸出身、十勝に住んで20年以上経ちますが、いまだに関西弁が抜けません。


にいちゃん、のどかわいた。

おおきに、ありがとう。

(節子「火垂るの墓」より)


 これが生粋の神戸弁でございます。

お笑い大好き、文具好き。読んで聞かせる絵本も、仕事も全部、神戸弁。

そのまんまで、やってます。


若い頃はただの忘れん坊で、いい加減でした。

今でもお昼寝大好きですし、相変わらずの忘れん坊。

飲みたくて準備したコーヒーもドリップ半ばで忘れる始末…。

でも親、親戚、出会った方々に叱っていただいたり、大事なことを教えていただいたりと、その都度適切な行動修正を入れていただきまして。

本来の特性である忘れん坊は治らないながらも、社会的に受け入れられる行動を強化されて今日に至ります。


小6、小4、小2の双子の三男一女に恵まれて、彼らも毎日思考のエサをばら撒いてくれます。


考えることがたくさんあると、ゲームしたいとかあんまり思わない。


「小さなことを褒めてもらえた」「自分のことだけを見てもらえる時間があった」そのうれしい気持ちの積み重ねが、叱られる行動を減らす結果になる。


動物行動学の理論そのまんまの現象が、すぐ目の前で繰り広げられる毎日。

こんなややこしくもありがたい家族と、十勝で開業されている動物病院の先生方、全国にちらばる行動専門の獣医師のみなさん、大学の先生方、そしてこれまで出会った飼い主さんたちのお陰で、このたび行動クリニックを開業する運びとなりました。



長年イヌとネコの診療に携わってきましたが、動物の医療には「精神科」がありません。

イヌやネコも私たちと同じ情動をもつ動物で、

その小さな脳には私たちとほとんど変わらない構造があることが分かっています。

不安症や恐怖症といったこころの病気を診断し、神経のはたらきを正常に戻す治療を提供することも、獣医師の役割だと考えています。


Jiuとは、慈雨のことで、恵みの雨という意味です。

突然の雨は嫌なものです。

可愛いペットの問題行動は、そんないつやむとも知れない雨に似ています。

でも動物のことがわかって、行動療法を試すと、ちゃんと動物は応えてくれます。

ま、これも恵みの雨ちゅうことかいな。

そんな風に雨宿りに来てもらうクリニックになりたいなと思って付けました。


動物のこころのクリニックとして、動物の幸せを願う方のお役に立てれば幸いです。



Jiu勉強帳

19 Mar 2020

(32) 「なんで?!」と言いたい気持ち。

こんにちは。Jiu動物行動クリニックのむろいしょうこです。


この「Jiu勉強帳」には、獣医動物行動学に関わることや獣医学に関する覚え書き、日々感じたことなどを自由に書き綴っています。


3月初めにHOMEの更新はおこないましたが、勉強帳の更新はずいぶん期間があいてしまいました。

理由はふたつです。

① 新型肺炎の影響で2月26日から道内の小学校の休校が決まったこと

② インスタグラムの投稿に意識が寄ってしまっていたこと


これは本当に困ったことです。いや、インスタグラムの方です。

主にその日の行動カウンセリングのお話や、子どもの行動から気づくことなどを簡単に絵に描いたり短い文章を書いたりしていますが、自分の気持ちや知識を整理するツールとしてとても優れたシステムだなあと思います。

緩やかに繋がるひとたちがクスッと笑ってくれたら嬉しい。

へえ、こんなわんちゃんがいるんだ、こうして良くなっていくんだということを知っていただけたらありがたい。

そしてまた、私も勉強会や仔犬教室でお会いした方々の日々の様子を見せていただけることがとても楽しいのです。苦手だと聞いていたお散歩に行けてる〜!というのがリアルタイムに分かる喜び。

たくさんの出会いが本当にありがたいなあと思える日々です。

インスタグラムで文章を作ってしまうと、頭が満足してしまうので勉強帳の方を書こうという気分になかなかならなくてですね。困ったことです。

でもこちらはこちらで、じっくりマニアックに思考を深めることができる場ですので、月に1度ぐらいは更新したいなと思っています。

よろしければ、インスタグラム(@jiu.abc)もご覧になってみてください。


休校に関しては、世の中いろいろありますが、こんなこともあるんだなあというケセラセラの精神で、風にしなる柳のごとく受け流しています。

次男が音読の課題に選んだ黒柳徹子著「窓ぎわのトットちゃん」を聴いていると、この子たちはもうすぐ戦争で学校が焼けちゃって、学校に行けなくなるのみならず、友だちや肉親とも離ればなれになって暮さねばならない日々がすぐそこまで来ているんだ…と思ってかなしくなるのですが、自分の興味の赴くまま、いつもまっすぐなトットちゃんと、それを見守り子どもの伸びやかな感性にまかせて成長を促す小林校長の教育法を面白がっている息子を見ると、良い本だなあと心から思います。

言葉がいいんです。文体も、装丁も、素晴らしい。挿絵はいわさきちひろさん。

10歳で読む本としては、ぴったりです。

特にこの次男には、ぴったり。


インスタグラムではお馴染みになってきている「#いぬエイスケ」は、なかなかの問題行動満載男児です。

この勉強帳でもときどき触れてきましたが、この10歳児の行動というのは犬の問題行動、猫の問題行動を考える時に、なぜか同調して思い起こされることが多いのです。

かんしゃく、甘え、主張、暴力。

楽しい、つまらない。

勝ちへのこだわり。

ベースにある感情や体調によって、許せるか許せないかが決まる。

必ずしも怒りの対象に行動の鉾先が向くわけではないという人間(動物)の行動の在り方が、とてもよくわかります。


トットちゃんを読むことがこの子自身にとって何がいいかと言いますと、「わあ、へんな女の子がいるな!」と言っちゃえること。

そして、その変な女の子が優しい両親や優れた教育者との出会いによって、自分の変なところも変だなんてちっとも思わずにお友だちとのやりとりを楽しみ、日々成長していく姿を感じて、自分もこれでいいんだと思えること。

トットちゃんみたいな学校だったら良かったのになあと羨ましく思うこと。

時代背景の描写を読んで、「やっぱり自分は平和な時代に生まれてよかった」と思えること。

友だちや愛犬を亡くした時のトットちゃんの気持ち、周りの大人に対する子どもなりの気遣いに共感すること。


ひとは本を読むことで、経験していないたくさんの感情と出会うことができます。まだ語彙が少ないので、感想文を書きなさいと言っても上手には書けません。ちゃんと読んだのか?ということを外から評価しづらい時期です。

でも音読の課題なので、声のトーンとかでね。気持ちがなんとなくわかります。ああ、入っていってるな〜と思えたら、それでいいんだろうなあと思います。

面白いのは、周りで聴いている兄妹の反応です。

読み聞かせもまた、黙読以上の効果をもたらします。それを勝手に次男がやってくれているわけですから、弟妹の宿題の手が止まっても見ないふりをしています。

読めない漢字に行きあたって、お母さんこれなんて読むの、と言う次男にイラッとしている様子の長男を見ると、まんが読んでたけどコイツ、聴いてたな…。

と思ったりします。


こうして、昭和初期の小学生生活を疑似体験する時間を過ごし、休校というこの異常な事態も結構すんなりと受け入れている兄妹です。

私もちょっと早めに春休みがきたな、ぐらいに受け止めて、仕事のやりにくさをそのせいにしないように、長男に料理の腕をあげさせて手を抜き、ゲームしたいならお仕事すればいいやんということで、あとの3人にも洗濯物を畳んだりお風呂掃除を任命。

おいしいね、気持ちいいね、助かるねで一生懸命やってくれます。

(私もこれぐらい褒めてもらえたら、やるんやけどな)

ちょっとこれ、学校がある時より助かりますやん…。

そんな風に自分中心に考えてしまう悪い母親なのでした。


そんな#いぬエイスケ の音読カードには、毎回保護者の印を入れる欄があります。トットちゃんの音読カードは、これまでの彼の行動遍歴を描くことにしました。自分のことを絵に描いてもらうことが、子どもは大好きです。

ある意味、自虐ネタになっていても、ものすごく喜びます。

なんでしょう。自分に関心を払ってもらえたという体験が、ここまでの効果を生むのかと感心してしまうほどです。


それほど、問題行動事例に事欠かない少年E。

おかげで、色んなことを試してみるきっかけを与えられました。ノートを作ってみまして、叱った時に反応がおかしいときにお互いの気持ちを絵に描いてみたり。そうすると、まあこちらの気持ちは伝わっていないということがよくわかります。

彼は勝ちをおさめたいわけですから、怒ってるんですね。そしてこちらも不完全な人間ですから、キーってなってると、結局思いは同じです。勝ちたいです。そして容易に勝ちにもちこめます。ハイ、お母さんスッキリ〜。

ここで子どもが傷つき、「学習性無力」になるまで持ち込めば、完全勝利ということになるのでしょうか。恐ろしい事象ですが、自分の中にその資質が隠されていることを感じます。

恐怖支配の歴史から負の側面を十分に学んだ我々は、そんなことしちゃいけません。

子どもに負けを認めさせるのではなく、叱られることが「親からの宣戦布告」ではなくて「教育」であり、根本は「愛情」であることを知ってもらう必要があります。その都度、です。なかなかこれは10歳の子どもには理解できないので、その場その場で何度もお知らせしないと仕方がないようです。


そこに思いが至った時、ああ、犬も猫もそうなんだな、と思いました。

怒りは恐怖に打ち勝つ強力な情動です。飼い主さんにしかられると、動物はきっと恐ろしいと思うでしょう。怒りの情動によって自分を守っているのかもしれません。

ノートを作って自分を振り返らせたり、他人の思いを想像させるような関わりは、動物とひとの関係に合うやり方ではありません。

でも地道に、これはね、教育であって、根本は愛情なんだよ、と伝えることはできると思います。

それが、行動療法の第一歩です。


そして、音読で得られる豊かな情動の疑似体験。

これは根拠のない個人的な考えですが、犬や猫にとっては「お散歩」がそれに近い体験を与えてくれるのじゃないかと思っています。

お外が怖い子には当然おすすめはできません。怖い理由を考えてあげるところから始めるので、必ず散歩に行かねばならないということではありません。

お山歩きという取り組みをしている先生がいます。愛媛県で開業していらっしゃる先生ですが、とても素晴らしい内容なので、いいないいなとしつこく言っていたら、すごく詳しく教えてくださいました。

これは是非、実践したいと思っています。心を解き放ち、感じて育つペットの姿は、飼い主さんにとっても新しい発見にあふれた楽しい体験になると思います。


さて、10歳児の話にもどりまして。

そうやって取り組んでも、なかなかかんしゃくのタネは尽きないようで。

昨夜も、お風呂に入っていたら茶の間から言い争う声が聞こえました。

「なんで!」

「だから、なんで!」

怒ってる怒ってる〜。

最近は素直に甘えてくるようになって、楽しい時の笑顔がとても輝いていて、怒っちゃった時も静かに話しかけるようにすると自分で落ち着くことができるようになってきた少年Eですが、この怒り方だけはしょっちゅうやるなあ。

「なんで」と言ってしまうときの気持ちは、また別なのか。

本人に尋ねると、「納得いってないから言っちゃう」のだそうで。

その主張内容がめちゃくちゃだったりすることもあるのですが、まあそれも含めて納得いかないのでしょう。


ほら、飼い主さんは君が好きだよ。楽しいと思えることは、何?

私や、飼い主さんが望むような方向へ行動が変容していかない子は、その子なりに「なんで!」って私たちに言い続けているのでしょうか。

納得したいことは、何なのでしょう。それを見つけることができたら飼い主さんも動物たちもすっきりできるのではないかと思うのですが、それもおこがましい考えでしょうか。


教育と寛容。


もう一回、トットちゃんを読んで考えようと思います。